永遠、というものがあれば
誰だよ…、ったく。



なんてぶつぶつ言ってる陽斗はなんだかとっても可愛い。



「楽しみにしてるからね!haruの生歌聞くの初めてだし」



最近発売されたharuの曲はランキングでも上位をキープしてる。



「あ、いや。陽菜は…えっと…」



「?」



「やっぱり来ないで」



え?なんで?



「だって、せっかくだもん。聞きたいよ」



泣きそうな私の顔を見て、焦ったように



泣くなよ、って頭をなでてから、



「恥ずかしいだろ?」



ボソッと呟いた陽斗の声。
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