永遠、というものがあれば
「陽斗、それは違うよ?」


陽斗が私を抱きしめる力を強くする。



泣きそうになる。



アメリカになんか行ってほしくない!



私もずっと、いつでも側にいたいよ!




でも、涙をこらえる。



自分の気持ちも。



「私は…大丈夫だから。



陽斗、アメリカに行って?」



胸が苦しい。



行かないで!




ずっと一緒にいて!
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