永遠、というものがあれば
ハァ〜



大きくため息をついた陽斗の目、また涙が溜まってる?



すると陽斗は私の視線をかわすように、



私を強く抱きしめた。



陽斗、やっぱり震えてる。


「陽菜、陽菜。お前がいなくなるかと思った」



「いなくならないよ?」



「だって急に出ていくし、携帯つながんねぇし…もうダメかと思った…」



陽斗、私の為にこんなに震えてるの?



こんなに弱い陽斗になっちゃってるの?



胸がきゅーんとするから



今度は私からキスをしたんだ。



「陽斗、ごめんね。待ってるから」



陽斗は私からのキスに驚いたのかしばらくぽか〜んとしてたけど、すぐに赤い顔になってたよね。



隠してたけど、私にはばれてたよ。
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