永遠、というものがあれば
それから陽斗が



「陽菜の部屋に行ってもいい?」



って言うから、



初めて陽斗が私の部屋に来たんだ。



なんだか男の人が部屋にいるって新鮮。



でもって緊張する!



「陽菜…」



そんな甘い声で囁かないで。



交わされるキス。



甘い、甘い…?



っ!?



なんか今までのとは違うキス。



体がしびれてくる感じ。



嫌、じゃないけど



息が、苦しい。



漏れる吐息が、



陽斗と私の二人分重なる。


「陽菜…」



かすれた声で陽斗が呟き、


そっと私をベッドに倒した。



なんだろう…



この前感じてた緊張感は全然なくて。



ただ、陽斗にずっと抱きしめて欲しい、それだけ。



「好きだよ、陽菜」



その言葉が興奮してる体とあいまって、



私は…私達は止まらず、



そのままひとつになったんだ。
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