永遠、というものがあれば
「それにしてもメガネ君には可哀相だけど、私は陽菜を責めないよ」



ん?なんか話がヘンだよ?


「だって相手が悪すぎるよ!」



舞、すごい誤解してる…。


「舞、落ち着いて聞いてね。実はね…」



ガラッ。



「陽菜、ありがと」



登場したのは陽斗。



ぱっとキラキラした顔で振り返り、陽斗を見た舞…



再び固まってるよ?



バスルームから出てきた陽斗は学校用のスタイル。



固まり続けてる舞。



「陽菜、ごめん。今日少し大学寄ってから仕事行くから。また連絡する」



なんて、私のおでこにキスをして舞にもバイバイと手を振って帰ったんだ。



その後、



「いや〜!」



私の話を半分泣きながら聞いてた舞。



落ち着くのに時間がかかったけど、



全部話が終わってから、



真面目な顔で



「陽菜、大丈夫なの?」



私がうなづくと、



「じゃ、応援する!…くやしいけど」



ありがと、舞。



言えてよかった!



だけど、そのあと



「haruに誰か芸能人紹介して、って伝えといてね♪」



舞らしいよ…。
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