永遠、というものがあれば
カズくんが、心配そうに何か言いかけたけど、そのまま二人で開いたドアの方を眺めていた。



人の声が大きくなって、何人かの集団が見える。



その中から一人の女の人がこちらに気付いて…



「あ!カズマだ〜」



誰?



カズくんと喋るその女性はすごく綺麗な人で。



髪の毛は長く、ふわふわとウェーブがかかってる。



小さい顔に長い手足。



お人形さんみたいな人って本当にいるんだ…。



ただみとれて私の視線に気付いて、彼女はにこっと笑って、



「もしかして、カズマの彼女?」



「ハハハ」



誰?なんだかわからないけど、ペコッと挨拶をした私に



「はじめまして。ヒカリです」



あ〜!!



ヒカリだ!



そういえばなんか見たことある!



「は、はじめまして!柚木陽菜です!」



はりきってフルネーム自己紹介した私をくすっと笑って、



「可愛い人だね」なんてカズくんに言って去って行った。



はぁ〜。



オーラがすごかった!
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