永遠、というものがあれば
公園
店の前にハザードランプつけて黒い車が停まってる。
「カズマさ〜ん!」
運転席から降りてくるカズくん。
ほらほら歩いてる女の人が振り返ってるよ。
かっこいいもんね…
周りからの羨望の眼差しの中、舞と私は車にのりこむ。
「カズマさん、私までありがとうございます?」
「いえいえ。舞ちゃんは、次とか行かなくてよかったの?」
「いい男がいなかったのもあるし…」
チラッと私を見てから
「なんか陽菜が危なっかしくて。」
「なんで?なんもしてないじゃん」
「だって、あいつなんかやばいよ。ゼミの人から聞いたんだけど、ほとんど誰ともしゃべらないし、何考えてるかわからないって」
「そんなことないよ!」
思った以上に大きく出た声に、
車の中は走行音だけが響いていた。
「カズマさ〜ん!」
運転席から降りてくるカズくん。
ほらほら歩いてる女の人が振り返ってるよ。
かっこいいもんね…
周りからの羨望の眼差しの中、舞と私は車にのりこむ。
「カズマさん、私までありがとうございます?」
「いえいえ。舞ちゃんは、次とか行かなくてよかったの?」
「いい男がいなかったのもあるし…」
チラッと私を見てから
「なんか陽菜が危なっかしくて。」
「なんで?なんもしてないじゃん」
「だって、あいつなんかやばいよ。ゼミの人から聞いたんだけど、ほとんど誰ともしゃべらないし、何考えてるかわからないって」
「そんなことないよ!」
思った以上に大きく出た声に、
車の中は走行音だけが響いていた。