永遠、というものがあれば
「昔、俺の親友もそういうことがあってな。売り出したらヒット間違いなし!そう言って私は奴に世に出すことをすすめたんだ」
おじさまの目が遠くを見つめる。
「だけど。絶対嫌だ、って言ってな、私達は喧嘩になったんだよ。曲が売れてビッグになることが私達の目標だと信じていたから。
だけど、奴は言ったんだ。やっと「伝えたい曲」ができたんだ。って…。
それは愛する人だけの為につくった歌だったんだ…」
おじさまは私をみて、
「愛する人、お前のママのことだよ。柚木はただ売るだけじゃだめだ、ってことを私に教えてくれた親友だ」
パパ…。
ママがいつも口づさんでた曲。もしかしてあれがそうなのかな。
涙が静かに流れる。
おじさまの目が遠くを見つめる。
「だけど。絶対嫌だ、って言ってな、私達は喧嘩になったんだよ。曲が売れてビッグになることが私達の目標だと信じていたから。
だけど、奴は言ったんだ。やっと「伝えたい曲」ができたんだ。って…。
それは愛する人だけの為につくった歌だったんだ…」
おじさまは私をみて、
「愛する人、お前のママのことだよ。柚木はただ売るだけじゃだめだ、ってことを私に教えてくれた親友だ」
パパ…。
ママがいつも口づさんでた曲。もしかしてあれがそうなのかな。
涙が静かに流れる。