永遠、というものがあれば
電気も点けずに暗闇のなか、ベッドに寝転んでた私の耳に、
テーブルの上に置いた携帯の着信音が響く。
落ち込んでるはずなのに、体は早く反応して、電話を素早く耳にあてた。
「陽菜?」
聞こえてきたのは愛しい人の声ではなく。
「カズ、くん?」
「泣いてる?もしかして…見た、のか?」
答えのない私に、カズくんは小さくため息をついて、
「ちょっといいか?」
と言って事のあらましを聞かせてくれた。
テーブルの上に置いた携帯の着信音が響く。
落ち込んでるはずなのに、体は早く反応して、電話を素早く耳にあてた。
「陽菜?」
聞こえてきたのは愛しい人の声ではなく。
「カズ、くん?」
「泣いてる?もしかして…見た、のか?」
答えのない私に、カズくんは小さくため息をついて、
「ちょっといいか?」
と言って事のあらましを聞かせてくれた。