永遠、というものがあれば
黙っている私に、



「陽菜、大丈夫か?」



「ん…」



「俺が陽斗とのことで心配してたのってこういうことなんだ…」



カズくん…。



「俺、陽菜が泣いたり悲しんだりするの見てられない」



「え?」



「陽斗やめて俺のとこに来る?」



カズくん?



胸が急にドキドキし始める。



「カズくん、私陽斗が好き。陽斗の側にいたいの」



言いながら気付いた。



改めての自分の気持ち。



そして…



「カズくん、ありがと。気持ちを気づかせてくれたんだよね」



「…ほんとに世話がかかるよな…俺の妹は」



ふふふっ、と笑い合った。


陽斗に会いたいな?



今すぐに!



「あ、お前、早く陽斗に会いたい♪なんて思ってるだろ?」



図星。
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