永遠、というものがあれば
「お前はわかりやすいな」


「カズくん、いじわるだよ」



「陽斗、もう少しでお前のとこ着くと思うぞ」



「え?なん…」



私が言い終わらない内に、


ピンポン。



部屋のチャイムが鳴る。



「ほらね。きっと奴だ」



「なんで…?」



「ちょっと早いけど俺からのクリスマスプレゼント。じゃな」



切れた電話と同時に私は部屋のドアを開けた。
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