永遠、というものがあれば
いつの間に眠っちゃったんだろう…。



目を開けると、



腕枕をしてくれてる陽斗がいて。



まだ陽斗は起きる気配がない。



今朝はなんだか寒いな…。


カーテンのすき間からかすかに除く空はグレー色。



ベッドから出て、体にガウンを羽織り、



ベッドの陽斗を見ながらそっと窓を開けてベランダに一歩出た。



「わ…」



ふわふわと舞い散る初雪が一粒私の鼻先にくっついて、瞬間水に変わる。



冷たっ!



瞬間ふわっと優しい暖かさが背中を包んだ。



いつの間にか目が覚めたんだろう、陽斗が毛布とシーツをまとったまま、私を後ろから抱きしめてくれてる。
< 262 / 381 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop