永遠、というものがあれば
「これから毎年お前とこうやって初雪を見たいな」



「うん…」



やだ、こんな時にまた涙。


「来年は…無理だけど、とにかく二年後も初雪が降ったらあのツリー見に行こう」



「う…ん」



陽斗が私の顎を軽く支えて私達はキスを交わす。



私の涙が混じるそのキスは少ししょっぱくて。



ずっとずっとこうしてたかった…。
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