永遠、というものがあれば
眩しいっ!
うっすらと目を開けると、真っ白な天井が見えた。
「…っ、陽菜?」
目の前に泣き腫らした顔の舞が見える。
「ま…い?」
「おばさんっ、カズマさん、陽菜が!」
大きな声だよ、舞。
ここどこ?
体が嘘のように重くて、目を動かすのに精一杯。
「陽菜ちゃん!」
「陽菜!」
おばさま。カズくん。
「ここどこ?」
「病院よ。陽菜ちゃん、3日も寝たままだったのよ」
泣きながらおばさまが話してくれた。
私は体が重いのと、迫ってくる睡魔に、頭がぼんやりしながら、病室を見渡した。