永遠、というものがあれば
おばさま。



舞。



カズくん…。



そして、私の手をとって…、



「陽菜、よかった」



俯き、少し震えながら呟くその声。



あぁ、ずっと私を呼んでくれてた声によく似てる…。


でも…



「だ、れ?」



病室内の空気がまた変わった気がしたけど、



私はまた眠っていったんだ。
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