永遠、というものがあれば
「ハルコさん!原稿チェック終わりました!」



「OK!」



うんうんと原稿を読んでるのは、ハルコさん。



私の仕事場の先輩。



「まぁ…こんなもんかなー」



チラッと時計を気にした私に気づいて、原稿を見ながらハルコさんが言う。



「もしかしてデート?」



「ち、違います!」



慌てて答える私。



「ふーん…。デートならもういっちょ!と言ってやるとこだったんだけど…」



トントンと原稿をならして、



「OK!いいよ、あがっても」



「ありがとうございます!」



急いで帰り支度を始める私に、



「ほんとはデートなんじゃないの?」



ニヤニヤして聞くハルコさん。
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