永遠、というものがあれば
私の心臓はあることを思って、また高鳴りを増す。



このドキドキは自分でも戸惑う位で。



この人、どこかであったことがある…?





「ゆず?」



「え?あ、はい」



「手帳お願い」



「は、はい」



次回の確認のために鞄の手帳をハルコさんに出すように言われるまで、きっと私は固まったままだったんだろう。



はっと気づいて、手元を見ると、ちゃんと録音はしてある。



よかった〜…。



ほっとしたとたん、やっと少しいつもの時間が流れはじめた感じがした。
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