永遠、というものがあれば
私はそのまま本棚の間に入って、


そっと小さい紙切れを取り出すと、並んでる数字。


陽斗のアドレス。


メールしてもいいんだよね?


ドキドキしてるのを押さえるように


ぎゅっとその紙を持ったまま胸に手をおいた。


陽斗のこと、なにも知らないのに。


なにもわからないのにこんな風に人を意識するなんて

今までなかった。


でも、すごく幸せなこの今の気持ちを大切にしててもいいよね?
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