永遠、というものがあれば
プロポーズ
疑問は解決しないまま、一週間が過ぎ、パーティー当日を迎えた。


あれからは具合が悪くなったりはしてないけど、何回かあの夢を見た。



カズくんともあれ以来会ってない。



会社では、ハルコさんが最後のharuとの打ち合わせに数日前出向いてる。


私は、観覧車の一件で、取材メンバーから外れた。



当然だよ。大事な取材中に気を失うなんて。



思い出してまたへこみそうになる自分にカツを入れるために私はほっぺを軽くたたいた。



「陽菜、どうしたの?」


怪訝そうに舞が私の顔を覗き込む。


「ううん。なんでもない」

「具合悪くなった、って聞いてるよ。大丈夫?」


「うん。ごめんね」
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