永遠、というものがあれば
パーティーの開始までまだ30分ほどあるけど、開場を待つ人達で廊下はだんだん賑やかになってきた。



おじさまの言ったとおり、呼ばれてるのは今日はほとんど会社の人達みたいで。


それでもほとんど知らない人のなかで、私は所在がなく。



「ごめん。ちょっとく散歩してくるね」



会社の人と話しはじめた舞をおいて、私は場を離れた。



渡り廊下から街の夜景が見えた。


綺麗…。



その雰囲気に誘われるように向かったのは、廊下を渡った先。



このホテル名物のチャペルのある部屋。
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