永遠、というものがあれば
その時、彼の顔にかかっていた腕が落ちて、私は心臓が止まりそうになった。



腕の下から現れたのは…




haruだ…。




動悸を早くしはじめた自分の胸を押さえて、私はharuの顔を眺めた。



長いまつげ、とおった鼻筋、唇は少し薄めだね。



うぅ、ドキドキする。



私の手は無意識にその柔らかい少し茶色のharuの前髪に触れていた。



私、何をしてるんだろう…

自分の行動に驚きながら、


でも、とまらないんだよ…。



お願い、目を覚まさないで。



こんなの気持ち悪いよね。


だけど、こんな近くで見れることなんて、今度いつあるかわからないから。
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