永遠、というものがあれば
私はそっとそっと彼の前髪を撫でていた。



まるで体が自然に動いてるような不思議な感覚。



私は本当におかしいのかも。



その時…!



……っ!?



私の体がharuの腕に絡み取られ、彼の胸のなかへすとんと落ちた。



ちょ、ちょっと!



う、嬉しいけど…びっくりした!



って!



あれ?



あれれ?



変わらず聞こえ静かな寝息。


haru、寝ぼけてるだけ?


なーんだ…



なんて!


呑気なこと思ってる場合じゃないよね!



体を起こそうとするけれど、意外と抱きしめるharuの腕の力が強くて、


私はそのまま彼の胸の上に頭をくっつけた。
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