永遠、というものがあれば
カズくんによく遊んでもらってた私は、そんな周りの女の子達に変な目で見られたこともあったっけ。


でもいじめられても、いつも守ってくれたよね。


お父さんが結構大きい会社の社長さん…ていうのは周りには秘密らしいんだけどね。

じゃなくてもかなり人気があるのに、本人はまだまだ勉強がしたいから!って院に残ったんだ。


ばかにされるけど、大きくなってもとっても頼れるお兄さん!のカズくん。


「陽菜、今日飲み会だろ?終わったら連絡しろ!迎えに行くから」


「あ、はい。ありがと」


「え〜?いいな〜!陽菜愛されてる〜」


「違うって言ってるじゃん!カズくんと私は兄妹みたいなもんだから!って」


ね!?
ってカズくんの方を見たらちょっとこわばった顔を一瞬見せて後はいつもの優しいカズくんの顔になってハハハと笑った。


どしたの?なんかあった?

その気持ちは舞の言葉でかきけされてしまったけど。

「カズマさん。あんまり陽菜ばっかりにかまってると彼女にふられちゃいますよ〜?」


それにもカズくんはハハハと笑うだけだった。
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