永遠、というものがあれば
「大丈夫か?ちょっと外そう」



多分すこし震えてる私の肩をカズくんに支えてもらいながら会場の外にでた。



「陽菜、ごめんな?」



なんでカズくんがあやまるの?



「なに?あれ…」



「あれはharu。うちの会社でずっとシークレット、顔出しなしで売り出してきたアーティストなんだ」



じゃあ、やっぱり?



「本名、藤島陽斗…」



「だから、カズくんが反対したの?陽斗が有名人だから?」



「ん。それだけじゃないよ」



「なに?他になにかあるなら言ってよ」



カズくんは、言いづらいのか、頭をかいて目をふせながらいった。



「あいつ、ちょっと女関係激しいんだ」
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