【完】溺愛男子の愛し方
「……お前、何かあった?」
「え……?」
「最近、なんか変わったしさ、祐も変だし、なんかあったんかなって思って」
「……」
祐はまだしも、私はちゃんと隠せてると思ってた
さすが、幼なじみ&いとこ
……って、感心してる場合じゃなくて……
「……何かあったと思う?」
逆に、聞いてみた
「関係……とか?」
「……」
やっぱり、隼人に隠し事はできないな……
「……私と祐は、義理の兄妹なんだって」
「え?」
隼人は目をぱちくりさせて、驚いていた
私は、事細かく説明した
「そんなことが……」
隼人は、話を理解してくれたみたいだった
「……美音はさ、それでも祐のこと、諦められない?」
「それは……」
「正直でいいよ」
「……兄妹……だから……」
一緒には、なれない……