【完】溺愛男子の愛し方
「じゃあ、先に行くわ」
「お先に、失礼しま~す」
「お疲れ様」
ニ人にそう言うと、二人とも手を振って行ってしまった
「さて、俺も行くか」
「あれ?修平、仕事があるんじゃなかったの?」
「仕事があるからといって、抜けるわけにはいかない」
相変わらず、まじめだなー
そんなんだから、いつも体壊して、鈴花が心配するのよ
「じゃあ、お前らもさっさと行けよ」
そう言って、修平は行ってしまった
私と祐、鈴花が同じクラスで、修平と隼人が同じクラス
特進コースは、2クラスしかない
他のコースでも、入るのは難儀
それだけ、頭がいい人たちが集まっているということ
私にとっては、プレッシャーでしかないのだけど……
「じゃあ、俺も行くわ。メガネ野郎に、また言われるだろうし」
「そう」
私が答えると、隼人も行ってしまった