【完】溺愛男子の愛し方
それから数分後、修平と隼人が来た
「入る……」
二人は入ってきた瞬間、口と動きを止めた
「……何があったんだ?」
修平が聞いた
「別に?」
私はソファに座りながら、知らん振りした
「……なんで祐が下で伸びてるんだ?」
隼人がそう言って、私は目を下に向けた
私が座っている目の前に、祐が伸びていた
私が祐の頬を引っ叩いて、ショックすぎたのか伸びてしまった
もう祐なんか知らない!
「……まぁ、いい。そんなことより、お前ら、朝のホームルームに出なかったそうだな?」
修平が眼鏡を光らせ、手で押さえながら、そう言った
「……祐に足止めされた」
「……なんでだ?」
「……祐が遊びたいって」
「……おい、祐。起きろ」
それを聞いて、修平が祐を乱暴に起こした