【完】溺愛男子の愛し方

「ん……修平?」


祐は、訳がわからないという顔をした


「……お前が美音を止めたらしいな?」


修平が低い声で言った


「あっ……いや……!」


祐は異変に気付いたのか、やめてという顔をした


「……お前は……いい加減にしろ!!」


「わー!!!」


あーあ、始まっちゃった


祐がふざけるというのは、生徒会のみんなは知ってる


私の前と生徒会だけなら、祐は全然違う人なる


もちろん、他の人は祐がおふざけをするということを知らない


この生徒会だけで見られる、祐の一面がこれ


ちなみに祐の弱点は、私と修平


修平は、真面目にやらない上に、自分より賢い祐にいつも腹立てている


まぁそうなってもおかしくないよね


自分より頭良い奴がこんなにふざけてて、ちゃんとしないんだから


私は修平に信頼されてるから、嘘を言った所でバレない


朝のことは、ほとんど祐のせいだけど


修平は祐に的を絞ったから、私に被害は来ない


ちなみに、隼人はソファに座って、雑誌を読んでる


いつも行われる祐の説教は、私たちにとっては当たり前と化していた
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