【完】溺愛男子の愛し方
「またやってる……」
「失礼しま~す」
そこに、鈴花とありすが来た
「またやったの?」
「二人してサボったから」
えへへと、私は答えた
「で、また言い逃れした……と」
「本当のことだし」
「それに付き合ったあんたも悪いわよ」
これ以上言い返すとうるさくなりそうだから、何も言わなかった
私たちは、隼人が座っている向かいのソファに座った
ドア側から鈴花、ありす、私と座った
「美音センパイ、本当に祐センパイと付き合ってないんですか?」
不意に、ありすが聞いてきた
「付き合ってないよ。あんな奴と付き合うとか、頭おかしくなりそう」
好きな時点で、頭おかしくなってるけど
「えぇ~?お似合いですけどね~」
「無駄よ、ありす。美音は本当のこと言わないから」
鈴花は、私が祐を好きなことに気付いている
それでも私は、隠し通そうと頑張ってる