【完】溺愛男子の愛し方
「隼人、本当にお菓子好きだよね」
よく飽きないよね
「お菓子は、俺の命の源だからな!」
「それ、偉そうに言うセリフじゃないよ」
私の言葉を無視して、隼人は食べ始めた
「ふぁふぉふふぁふぃ、ふふぃふぁっふぇふんふぁふぉ?」
お菓子を頬張りながら言ったから、ちゃんとは聞こえなかったけど、なんとなく内容はわかった
「そうだよ」
あの二人は、周りに付き合ってることを隠してるからね
まぁ、周りが二人は似合わない的なことを陰で口にするもんだから、堂々とできないっていうのも理解できる
修平は鈴花を想いやって、隠すことを決めた
あぁ見えても、修平は鈴花にぞっこん
そんなに愛されている鈴花が羨ましい
……と、思ってしまう
まぁそもそも、私に相手がいないから、あれなんだけど……
……急に眠たくなってきちゃった
「ふわぁぁ~……」
私は、大きなあくびをした
朝から、いろいろあったし、疲れた
……今頃、二人は何してるのかな……
そんなことを考えながら、目を閉じた