【完】溺愛男子の愛し方

「んっ」


唇に長くした後、今度は首筋にキスした


「声、抑えて。聞こえる」


「そんなこと言われても……」


私の話を聞かずに、修は続ける


「いたっ!」


強く噛まれて、私は声を上げてしまった


慌てて修は、私の上半身を起こしてくれた


「?誰かいるの?」


イチャイチャしていた女の子が言った


足音が聞こえる


こっちに近づいているようだった


お願い……!


見つからないで!


心の中で強く思った


ガチャ!


屋上の扉が不意に開けられた


「やっと見つけたぞ、成瀬!」


先生が来たみたいだった


私は、ちらっと角から覗いた
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