【完】溺愛男子の愛し方

「何も危ないことはしないよ。ただ……」


そう言いながら、佐々木くんの横を通って、成瀬さんの手を持った


「お礼をしたいと思って」


ん?


お礼??


「お礼?」


佐々木くんも驚いている


成瀬さんは、顔を真っ赤にしていた


「今日の朝、生徒会室の前で手紙くれたのって、君だよね」


「!覚えてて……」


あーなんかそんなことがあったような……


確かに“センパイ”とは呼んでいたから、一年生なんだろうけど……


にしても、彼氏がいるのに??


「……雪乃、本当なのか?それ……」


「……」


成瀬さんは、何も答えなかった


「そのお礼を言いたくて」


「お礼だなんて……」


祐には、答えた


「ありがとう」


そう言って、祐は笑った


「////」


成瀬さんは、顔を赤くした
< 39 / 159 >

この作品をシェア

pagetop