【完】溺愛男子の愛し方

でも……


「美音」


ギクリ!


私は、ゆっくり後ろを振り向いた


すると、目の前まで祐が来て……


「俺は、この子が好きだから……」


とんでもないことを目の前で発言してくれちゃった


「ちょ、何言って……!」


「美音も知ってるでしょ?俺が美音を溺愛してるの」


「いや……」


知ってはいるけど、堂々と宣言しないでよ!


ずっとずっと、隠れて過ごしたかったのに!!


「……愛してるよ、美音」


そう言って、私を抱きしめた


強く、いつも以上に


「ん〰︎〰︎〰︎〰︎!」


離して!


苦しい!


祐の体をポカポカ叩き、それを伝えた


少しして、祐が離してくれた


そして……口を近づけてきた


両腕を持たれてて、私には逃げ場がなかった


私は、目を瞑っていた


でも……何も起きなかった


恐る恐る、目を開けた
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