【完】溺愛男子の愛し方
「隼人?!」
隼人が私の腕を掴んでいる祐の腕を掴んでいた
「祐、やりすぎだ。状況をわきまえろ」
「……」
「……やめねぇーって言うんだったら、俺もそろそろ我慢の限界だ」
そう言って、祐から私を無理やり離し、引き寄せた
「っ!」
肩を持たれて、隼人の体に自分の体を預ける体勢になった
私とあまり変わらない身長だけど、体は男の子だった
普段、祐の体以外に男の子に触れない私にとっては、鼓動を速くして顔を赤くするには十分だった
「へぇ~。やっぱり、隼人も俺と一緒だったんだ」
一緒って……
私は、隼人を見た
顔を少し赤くしていた
「隼人?」
私が首を傾げて言うと、それを見た隼人はもっと赤くした
どうしたんだろう?
「……あぁ!」
ビクッ!
急に、隼人が大きな声を出した