【完】溺愛男子の愛し方

祐と同じ好きって……


「……で、でも、いとこ同士だといけないんでしょ?」


そう言ったら、隼人は、はぁ~とため息を漏らした


「それは、兄弟だけだ。いとこは、いいんだよ」


そこまで言われた所で、私は完全に理解した


……////!!


意味がわかった途端に顔が赤くなった


「お前、頭良いくせに、そういう所はバカだよな」


待って?


……えっ!?


「え……じゃあ……」


「隼人。今なら、戻れるよ。美音を俺に渡して」


しばらく黙っていた祐が、口を開いた


隼人は、祐の方を向いた


「……生憎、もう我慢できねぇーみたいだ。美音を今すぐ俺のものにしたくて、ウズウズしてる」


「……じゃあ、勝負だ、隼人」


祐は隼人の所まで、近づいてきた


そして……


「……美音を落とした方が勝ちってことでどうだ?」


「……望む所だ」


……もしかして私、とんでもない幼なじみ持っちゃった?
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