【完】溺愛男子の愛し方
こんなの、周りに聞こえちゃう……
なんで、こんなにドキドキしてるの……?
普段されてても、全然しないのに……
祐のことが、頭から離れない……
でも……
祐だけはダメ
祐とは付き合えても、結婚できないから……
……祐に、変な希望を抱かせたくない
祐とだけは、付き合っちゃいけないから……
その後もボーッとしながら授業を受けて、放課後を迎えた
終わりのホームルームの時に、祐がいなかった
今日こそは、捕まえないと……!
私はホームルームが終わった瞬間、速攻で生徒会室に行った
「失礼します」
ガラガラ……とドアを開けて、中に入った
そこには、隼人と修平しかいなかった
ありすと鈴花は、デートだって言ってたもんね
私は隼人に祐のことを聞こうとしたけど、さっきまでいた隼人は消えていた
私は仕方なく、修平に聞いた
「祐、どこか知らない?」
「あいつなら一回ここに来たけど、どっか行ったぞ」
「わかった。ありがとう!探してくる」
そう言って、私は飛び出した