【完】溺愛男子の愛し方

……なんでだろう?


今日一日、特に変わったことなんて、なかった


隼人の告白には、びっくりだったけど……


それ以外には、変わったことなんてなかった


なのに……


……隼人にも祐にもずっとドキドキしてる……


意識しちゃう


二人のことばかり考える


……のぼせちゃうし、上がろう


そう思って、私は上がった


お風呂から上がって、部屋に行くと祐が私のベッドで寝ていた


疲れてた……はずないよね


「祐!祐!!」


私は祐の体を揺らして、起こした


「ん……」


それに祐が少し反応しただけで、起きてくれなかった


さっきよりも少し顔を覗きやすくなった


……祐は、どんな顔をしててもきれい


かっこいい


こんなにかっこいいのに、中身があんなんだからちょっと残念なんだけど


……それでも私は……


その続きを押し殺して、祐をもう一回起こした
< 60 / 159 >

この作品をシェア

pagetop