【完】溺愛男子の愛し方
「美音は、何やっても絵になるね」
「……あとで一発ひっぱたいても、文句言わないでね?」
「なんで?!」
「だって祐、私を見て楽しんでるじゃん」
「だって、美音が可愛すぎるから……」
「////!そんな恥ずかしい言葉で、誤魔化さないで!」
私の顔は、もう真っ赤っかだった
本当に、恥ずかしい
よくそんなこと、平気で言えるよ……
てか、私が恥ずかしがってる内にキッチンに行っちゃってるし
「あー!あー!」
後ろから、聖矢くんに髪を引っ張られた
「あっ、ごめんね。すぐ作るから」
私は慌てて、キッチンに行った
でも、作業をしようとしても、ずっと髪を引っ張られていて、始められなかった
「聖矢くん。髪、引っ張らないで。作れないよ」
「うー」
嫌と言わんばかりに、離してくれなかった
どうしよう……
すると……
「こーら。美音にイタズラしていいのは、俺だけなの」
そう言って、私がおんぶしている聖矢くんを抱っこした