【完】溺愛男子の愛し方
「祐、朝食は?」
「もう終わったけど?」
「嘘?!」
「美音がいろいろしてる間に終わらせた」
「……」
そういえば、私がキッチンに行ったら、もういなかったもんね
やっぱり、やることが早い
……仕事もやる気になってくれればいいんだけど……
「俺は聖矢見とくから、美音、お願い」
そう言って、聖矢くんを連れて、ソファの方に行ってしまった
ソファに座って、祐と聖矢くんが楽しそうに笑ってる
……祐、楽しそう
それになんか……お父さんって感じ
……かっこいい……
……って、何考えてんの!
早く作らないと!
私は、急いで作り始めた
そして……なんとかできた
赤ちゃんを育てるのも大変だけど、こうやってミルクを作るのも大変
いろいろ気を使わないといけないということを知った
お母さんって、本当に大変なんだな……
育ててくれたお母さんに感謝しないと
作ったミルクを持って、食卓に向かった
食卓には、オムライスが置いてあった
「お待たせ」
祐と子ども用のイスに座っている聖矢くんの元に行った
こんなイスも持ってきてたんだ