【完】溺愛男子の愛し方
「美音。それ、頂戴」
私が持っている哺乳瓶に手を伸ばした
「はい」
私が手渡すと、祐が聖矢くんの口に運んだ
祐が慣れた手つきで、哺乳瓶を持っている
「祐、慣れてるね」
「美音との子ができたら、これくらいできなきゃだし」
「////!」
相変わらず、祐は私を殺しにかかる
「美音。ご飯、冷めちゃうよ。温かいうちに食べて」
祐の言葉で、私は正気に戻った
「うん」
私はスプーンを持って、食べ始めた
私が食べ終わった頃には、祐も食べ終えていた
やっぱり、祐が作ってくれる料理はどれも美味しい……
私はお腹いっぱいで、満足していた
「ごちそうさま」
「美味しかった?」
「うん!もちろん!」
「よかった」
祐が笑ったのを見て、聖矢くんも笑った
「買い物に行かない?お散歩も兼ねて」
「でも、聖矢くん……」
「秋姉が聖矢をベビーカーで連れてきたから、置いていってくれてる」
なるほど……
「じゃあ、聖矢くんを着替えさせてから行こっか」
「そうだね」
出かける準備を終えて、外に出た