【完】溺愛男子の愛し方
「ママだよー。ちゃんといい子にしてた~?」
「してたねー」
とそこに、祐が来た
「久しぶり、秋姉。」
「久しぶり。背高くなったね!」
「そうかな?」
「男になったって感じ」
「よくわかんないけど」
私にもわからない
「聖矢は、俺と美音のこと、パパとママって呼んでたよな」
そう言って、聖矢くんの頭をなでた
「えっ!あんた達って、結婚してたの?!」
「してないよ!なんで、そうなるのよ!」
私は即座に、突っ込んだ
「だって祐、美音のこと好きでしょ?」
「……秋お姉ちゃん、知ってたの?」
「丸わかりだったじゃない」
……全然、知らない
だって、そのことを初めて知ったのって、中学ぐらいだよ?
それまでは、本当に何も知らなかった