【完】溺愛男子の愛し方
眼鏡をしている祐は、本当にカッコよかった
目が悪くて、昔は眼鏡をしていたけど、眼鏡が嫌でコンタクトにしたらしい
そのせいで、眼鏡姿をずっと見れてなかった
多分、結構遅くまで勉強してたんだと思う
私は、近くにあった祐の上着を肩にかけてあげた
私は、下に落ちていた紙を拾い集めた
これでよしっと……
私は、拾い集めた紙を机の上に置いた
にしても、紙多いなー
これ、何の紙なんだろう?
私は、紙を見てみた
その紙には、医師についてのことがたくさん書かれていた
何、これ?
私は、下の紙も見た
印刷されたプリントや祐が書いたプリントが何枚もあった
でも、どれも医師についてのことばかりだった
……もしかして、祐は医師になるのが夢なの?
そんなの聞いたことないよ
私は、思考を巡らせた
……もしかして、あの時のことを思って……
……祐は……
……どれだけ苦しめば、解放されるの……?
祐は一人で背負いすぎだし、神様は祐に残酷な現実を見せてばかり
「……こんなの……あんまりだよ……」
私だって、抱えてることがある
でも、祐は……それ以上のものを抱えてる
そう思っただけで、泣きそうになって自分の部屋に戻った