【短編】出逢いがしらに恋をして 番外編 ジュリオ・サイド
ぽたん、ぽたんと規則正しく響く水音で眼が覚めた。
蛇口が、きちんと閉まってなかったのか。
少しして、雨音だと気づいた。
普段は、雨の音なんかで目覚めることはないんだが。
まあ、眠りは浅かった。頭が冴えていて。
当たり前か。
ずっと、この手で抱きしめたかった最愛の彼女と
ようやく心も身体も通じ合わせることことができたんだから。
ひより……
安らかに俺の隣で寝息を立てている、俺の恋人。
よく眠っている。
とても疲れていたんだろう。
彼女にとって、昨日は目の回るような一日だったから。
蛇口が、きちんと閉まってなかったのか。
少しして、雨音だと気づいた。
普段は、雨の音なんかで目覚めることはないんだが。
まあ、眠りは浅かった。頭が冴えていて。
当たり前か。
ずっと、この手で抱きしめたかった最愛の彼女と
ようやく心も身体も通じ合わせることことができたんだから。
ひより……
安らかに俺の隣で寝息を立てている、俺の恋人。
よく眠っている。
とても疲れていたんだろう。
彼女にとって、昨日は目の回るような一日だったから。
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