愛され妹っ。
恵都side
この間のカフェに行くって言ってた奴から電話があった様子に、俺はイライラしたから、外へ出た。
〜♪〜♪
「もしもし、高橋?どうした?」
「彼と喧嘩しちゃって‥、男の人が喜びそうなもの、
一緒に選んでほしいの」
高橋は、職場が同じで、よく話をしている。
女子が好きな情報をくれたりする。
待ち合わせする事になり、時計の下で待っていた。
〜♪〜♪
携帯に出たのは、"優樹菜"の文字。
電話に出ると、寂しそうな声で、今にも泣き出しそうな声だった。
「恵都くーん♪ごめーん♪お待たせー♪」
高橋が来た。俺は、手で挨拶して、優樹菜との電話を続けた。
「もしもし、優樹菜?聞いてんの?帰るのは夜かも‥理由なしに出てきてごめんな?今日も一緒に寝てやるから」
と言った途端、
やっぱり大丈夫と言われ、意味わからねぇ‥
終いには、電話を切られた‥。
高橋を待たせてるから、優樹菜にかけ直す時間もなく‥
「妹ちゃんと仲良しなんだね〜♪」
「まぁ‥」
「羨ましいなぁ〜、妹なんて絶対可愛いじゃん〜
私は弟だけど、全然可愛くないよ!」
「へぇ〜」
そんな会話を聞きながら、高橋の彼に渡すプレゼントを
一緒に選ぶというか、付き添った。