愛され妹っ。
「話はそれだけ?」
「偽の彼氏になるの?」
「あー、1回だけ試してみる?明日、呼ぶ時にいつもみたいな呼び方は禁止だから」
え…
「寝坊すんなよ、とりあえず風呂入ってくるわ」
そう言うと、私が止める間もなく、その場からすぐ居なくなった。
さっき、足を痛めたから、確認で
15分、30分と、暇だから、立ってみたり、歩いてみたりしたら、意外と時間が経ったからなのか、大丈夫だった。
よかった…
と思っていたら、恵都兄が戻ってきた。
「お待たせ、早めに戻ってきたから安心しとけ」
まだ髪は濡れてて。急いで戻ってきたのかな?
「うん、じゃあ私もお風呂入ってくるから起きててね?先に寝ないでね?」
「歩けるの?大丈夫か?はいはい」
「大丈夫!」
といって、私はささっと、洗面所へ行く。