愛され妹っ。

とりあえず、リビングで椅子に座った。



「あれ、珍しいね？優樹菜がここにいるなんて」


…優希人くんだった。


「ちょっと、お風呂入って疲れちゃって」


「大丈夫？」


「うん、大丈夫、もう少し休憩してからお部屋戻るの」


そう言うと、優希人くんは隣に座った。

「なんか言われたりしたの？」


「え？」


「上の兄貴に。大丈夫？」


「え？何もいわれてないよ？ここにいるのは、本当に
ただお風呂で疲れちゃっただけだよ？」


「そっか♪ならよかっ…」



「おい、遅ぇーなって思って来たら、ここで何してんの？」


優希人くんと話していたら、機嫌が悪い恵都兄が来た。



「風呂で疲れて、ここで休んでただけなんだから
そんなに怒らないであげてよ、てかなんでそんなに機嫌悪いの？」


珍しく優希人くんが、恵都兄に言うと、恵都兄は
ギロッと睨んだ。


「全然来ないから…、脚痛くなったとか？」


「あ、う、ん…」


「じゃあ呼べよ」
機嫌が悪い…