愛され妹っ。



「門までついて行くから、大丈夫だよ」


「……無理だよ、行けない」

由奈ちゃんの勝ち誇った笑顔が忘れられなくて…
でも、学校でも家でも顔を合わさないと、いけない




遥くんは、誰かに電話をかけた。

「あ、もしもし、俺。何、酷い事言ったの?
すごい傷ついてるんだけど、相手が兄貴でも怒るよ…
学校も行かないって言ってるし…え?代わってって?
優樹菜、代わる?」


「…うん」

遥くんと代わって、恵都兄と電話した。


「もしもし」




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