愛され妹っ。


咲ちゃんと、バイバイして、
私は分からなかった問題を解き直す。


10分、15分…経っていくと、睡魔が襲ってきて
眠ってしまった。




〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜


ハッ…!


スマホをみると、
「恵都兄」の文字。

「もしもし?」


「どこ。家?」


「ふぇ?…あ、自習室だ、」

寝ちゃってたんだ、、
頭がボーッとしてる。
辺りを見渡すと、誰もいない…


「寝ぼけてんの?寝てたの?」


「…ん、分からない所解いてたら…あ、今何時?18時になった!?」


「いや、もう19時だけど」

「え!?…え、え、ふぇ…もう、家着いた?」


「耳元でうるせぇから泣くな。まだ家じゃねぇよ。駅にいるから待っててやるから、泣いてねぇで早く来い」


「…、じゃあ今から行くから電話切らないでね?」

もう、自分でもどうしたらいいのかわからない。寝起きで頭回らないし、もう空は真っ暗だし、
怖い…
大学を出ると、十何本の大きな木が
立っていて、不審者が出た所でもあった。
明かりもない道…
もう、怖くて仕方がなくて、どうしよう。
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