愛され妹っ。
「クローゼットの中、すごくお洒落なお洋服がたくさんね」
「着たいのがあれば、言ってね」
「ね、あなたの机の上に置いてあるプレゼント、これはなに?」
と言って、私もまだ開けていないプレゼントを
自分のものかのように、開けた。
「え、なにこれ〜!お洒落なワンピース!これ、私にちょうだい!?」
それは、恵都兄が買ってくれたプレゼントだった。
ベージュに、大人っぽいデザインのワンピース。
「ダメ、まだ着てないから!」
「いいじゃない?1回だけ着てみるわ」
「まだきてないから、これは嫌!」
「いいから、貸しなさいよ!」
ドンッ…
と、押されると、私は尻もちをついた。
痛っ、…