愛され妹っ。
やっぱり、安静にしてないとダメなんだ…
当たり前だよ…
はぁ、血の気が引いてる気がして、頭が回らない…。
「大丈夫か!?…ほら、寝てて。限界だと思ったら、言って」
恵都兄がしゃがんで、私に言った。
「…ん、」
ぎゅっ…
私は座り込みながら、恵都兄に抱きついた。
「とりあえず、部屋いこ」
私は、首を横に振った。
「どうした?」
「…クラクラしてて」
「目眩?しゃーねぇな」
と言って、抱えて、部屋に連れてってくれた。
「震えてるけど、寒いの?」
「うん…」
寒気がする気がする…
次から次へと色々体調が悪くなるの、嫌だな…
「恵都兄は明日は仕事?」
「あぁ、仕事」
仕事なんだ。じゃあ、体調悪くなったら、1人で
部屋にいないとなんだ…
遥くんも、仕事だろうし…
「‥私も明日は学校行くからね?」
「体調次第。もう寝てろ」
「は〜い…」